満田剛のブログ
八王子市に住んでいる満田剛のブログです。個人的に興味のあるもの(書籍など)の紹介などを書いていきます。
読書備忘録(2009/07/31)

豊富な地図を交えながら、平安時代までの日本と中国の歴史を概説した書籍。研究書や他の概説書と比較しながら読むとよいだろう。

ちなみに、本書16~17ページの「前漢とローマ帝国」の地図をみると、少し気になるところがある。
ローマ「帝国」ということだが、ペルガモン王国やシリア王国、エジプト王国が別個に存在しており、アフリカ北部の大半がローマの領域に入っていない。
これはいつ頃を想定した地図であろうか?
個人的には、前漢最盛期の頃かと推察するが、そうであればローマはまだ帝国ではない。
おそらくは誤記であろう。

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『海外貿易から読む戦国時代』
武光誠〔著〕『海外貿易から読む戦国時代』
(PHP研究所 PHP新書 2004年 ISBN 4-569-63523-7)

本書は「海外からのさまざまなはたらきかけが、戦国動乱の原因であった」(本書3ページ)とし、「世界史のなかで日本の戦国時代をとらえることによって、戦国動乱の新たな意味づけを」(本書3ページ)しようとしたものとされる。

まず、鉄砲伝来と織田信長の意義、鎌倉時代以降の歴史を概説した上で、倭寇とポルトガル人の関係やヨーロッパ中世の終わりから大航海時代についてまとめている。さらに、第5章では鉄砲伝来をヨーロッパ人の大失策と評し、南蛮貿易と九州の繁栄とそれに伴う日本の植民地化の危機、鉄砲伝来後の戦国大名のつぶし合い、織田信長の経済政策や外征計画の意味をまとめ、豊臣秀吉政権や江戸幕府のカトリック禁教政策について概括している。

「ルネサンスの三大発明が“海の時代”をつくる」(本書69~71ページ)など、高校世界史の基礎事項とされていることを日本の戦国時代と並行させてまとめておられるところがポイントであり、高校世界史と日本史が頭の中で全く別個になっている方にとって有益な書籍である。

織田信長の経済政策・外征計画を(大航海時代のポルトガルのような)武力を用いた重商主義政策とし(本書170~171ページ)、豊臣秀吉が信長の外征計画にのっとって天皇を全世界の指導者とし頂点とする新たな華夷秩序を形成しようとしたとする(本書189~191ページ)などの指摘もある。また、大航海時代のスペインとポルトガルによる大西洋の勢力圏争いを調停したアレクサンデル6世がボルジア家出身であることから「世界を二分するボルジア家の取り決め」とも述べられているが、これらについては、日本史・西洋史の研究書などを精読してみる必要があるだろう。

とりあえず戦国時代と同時期の世界史を比較してみたい、という方にとっては意味のある書籍であろう。

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H・サーティースとF・マッサ、そしてシューマッハ
先日、F2のレース中の事故でヘンリー・サーティース選手が亡くなられた。

まだ20歳にもならない若さであった。

しかも、他車からはずれたタイヤが頭部を直撃して、とのこと。
完全なもらい事故。

お父上(ジョン・サーティース氏)も元F1チャンプだったからいざというときの覚悟はあったのだろう。

とはいえ、かなり高齢になられてからのお子さんのようであり、私自身、子を持つ父として、その悲しみはいかばかりかと拝察申し上げます。

心からお悔やみ申し上げます。


その事故から間もない先日のF1ハンガリーグランプリでフェリペ・マッサが事故で頭蓋骨損傷などの大事故。

しかも、他車の破片をタイヤが拾い、その破片が頭部を直撃したとのこと。
これももらい事故に限りなく近い。

命の危険はないようだが、早期の復帰を祈ると同時に、このような事故が起きないような改善が行われることを願ってやまない。


マッサの代役は誰になるのだろうと思っていたら、なんと

ミハエル・シューマッハで決定!

との報道が。否定的な報道も多かっただけに、これにはびっくり。

ただ、いくらテストで走っていたとはいえ、40歳の年齢と数年のブランクが気になる。

個人的には楽しみだが、はたしてどうなることやら。

なによりもシューマッハの無事故を祈っております。

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『戦国大名 県別国盗り物語 我が故郷の武将にもチャンスがあった!?』
八幡和郎〔著〕『戦国大名 県別国盗り物語 我が故郷の武将にもチャンスがあった!?』
(PHP研究所 PHP新書 2006年 ISBN 4-569-64780-4)

本書は、第一章で室町時代から戦国時代を「だいたい三十年ずつ七期に分け、全国レベルの動きと足利将軍家の流れを京都の町の変容を含めて軽く」(本書26ページ)まとめたうえで、47都道府県がそれぞれ「どんな戦国時代を過ごし、その地方を代表する武将がなぜ天下を取れなかったの」(本書16ページ)かをまとめたものである。

基本的には、47都道府県ごとに戦国大名の政治的・軍事的動向を簡潔にまとめ、マメ知識を加えた文章が並べられているといった印象である。これはこれで非常に面白い試みだと思う。

中には「大阪の恩人は徳川秀忠だ」(本書75~77ページ)、「源為朝の琉球国創始説は伝説ではなく正史」(本書168~169ページ)、「古河が関東の首都だった理由」(本書211~212ページ)、「鷲の羽根から鰊に変わった経済の柱」(本書274~275ページ 北海道)など、興味をひかれる小タイトルがついている個所もある。

著者本人も序章で述べられているように、本書では経済・文化・外交関係の動きはほとんど扱っていない(本書27ページ)が、マメ知識的な内容では経済・文化・外交も取り上げられているので、著者のご謙遜ではないかとも思う。ただ、これらの文章がさらに加わっていれば、より充実したものになることは間違いない。ただ、複雑になるうえに文章量も大幅に増すであろうから、「これはこれで素晴らしい」というしかないだろう。

ちなみに、本書264ページにある「安部貞任」は「安倍貞任」の誤りであろう。

おススメ度:本書の編集趣旨に理解があれば★★★★★

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購入(2009/07/26)
李學仁〔原案〕王欣太〔著〕『蒼天航路』7
(講談社 講談社漫画文庫 2001年第1刷 ISBN 4-06-260940-1)
李學仁〔原案〕王欣太〔著〕『蒼天航路』8
(講談社 講談社漫画文庫 2001年第1刷,2009年第25刷 ISBN 4-06-260941-X)

当然、以前から読んではいたが、ようやく手に入れることができた。

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読書備忘録(2009/07/25)

小田原市教育委員会学芸員の著者による北条氏康伝。コンパクトにまとまっており、参考になった。

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やはりそうなのか
2009年7月24日の毎日新聞のHP記事「経済財政白書:正社員と非正規雇用者の格差拡大認める」によると、税や社会保障による所得の再分配機能が、日本では他の先進国よりも低い水準にあるとしている。その上、

(所得の再分配機能が)高齢者層にしか働いておらず、現役世代にはほとんど再分配されていない

とのことである。

やはりそうなのか。難しい問題である。

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日中合作アニメ「三国演義」来月から中国で放送
2009年7月23日の聖教新聞10面に、日中合作アニメ「三国演義」が中国で放送されることが決まったという記事が出た。

中国国営の中央テレビで8月1日から、1話約50分で全26話、しかも毎日夕方に放送されるとのこと。
このアニメは、中国の「中国国際電視総公司北京輝煌動画公司」と日本の「フューチャー・プラネット」・「タカラトミー」が4年かけて制作したとされ、今後、日本でも放送されるようだ。

このアニメは、確か「大三国志展」の映像エリアでも数十秒のパイロット版が流れていたと記憶している。
日本での放送が楽しみである。

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読書備忘録(2009/07/21)

内容に私の体験や知見とも一致する部分が多い。
教育現場に関する他の書籍とも比較しながら、読み直していきたい。

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書籍紹介~『「三国志」漢詩紀行』・『諸葛孔明は二人いた 隠されていた三国志の真実』
以下の書籍については、リンクしてある「三国志―正史と小説の狭間~満田剛のブログ」の当該記事を参照されたい。



◎「三国志―正史と小説の狭間・満田剛のブログ」・『「三国志」漢詩紀行』
http://mitsuda.blogtribe.org/entry-484cec6dfaa4f3f3c815478821445343.html


◎「三国志―正史と小説の狭間・満田剛のブログ」・『諸葛孔明は二人いた 隠されていた三国志の真実』
http://mitsuda.blogtribe.org/entry-cd69d4d27438e0265de146786b57842f.html

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『足利義満 消された日本国王』
小島毅〔著〕『足利義満 消された日本国王』
(光文社 光文社新書339 2008年 ISBN 978-4-334-03440-5)

本書は著者が足利義満を当時の東アジアを見据えて「「この国のかたち」を明確に構想し、周囲の雑音を一掃してその構想に向けて邁進した」(本書21ページ)人物として高く評価し、歴史を回顧しつつ、その人物像を描き出そうとしたものである。

足利義満の頃の東アジア情勢や朱子学のあり方を踏まえてまとめられており、非常に興味深い指摘が多い。
足利義満の征夷大将軍就任と同時に成立した明王朝の政治情勢と日本・朝鮮半島の関係について述べ、李成桂が足利義満とほぼ同時期の朝鮮国王であり、彼らの共通点などを述べていること、当時の朱子学からの理解では『孟子』に革命思想が載せられていると認識されていなかったこと、義満の政権と当時の仏教界(特に禅宗)との関係や足利義持が義満を北宋の徽宗になぞらえていたことが述べられていることなどは面白い。ちなみに、著者は足利義満が暗殺されたと考えられているようである。したがって、著者の見方によると、肉体的にも記録上も「消された」ということになる。さらにマメ知識的な内容も豊富である。

 「日本国王臣源道義」の歴史的意義については、岡野友彦〔著〕『源氏と日本国王』などとあわせて読んでもよいかと思う。

ただ、読んでいると(著者も本書の中でしばしば意識されているが)本書に対する反発も多いだろうなあ、と思う。講義か講演を活字化したかのような、茶化した文体の箇所も多い(私は面白いと感じる)し、「日本の歴史認識は『日本書紀』以来ずっと夜郎自大であった」(本書71ページ)とも述べておられるからだ。

おそらく多くの批判を受ける著作だと思うが、個人的には内容に違和感はあまり感じなかった。とはいえ、文章表現のあり方については、いろいろと感じる部分はあるのだが、それがまた本書の面白さの一つでもあるから、難しいところではある。

参考文献で挙げられた著作なども参照しながら読むと、ところどころゲラゲラ笑いながら読める非常に良い著作だと考える。

ちなみに、アマゾンのレビューでも指摘されているように、本書112ページで今川貞世の子孫が今川義元だとされているのは誤りであろう。

おススメ度:参考文献で挙げられた著作などと並行して読むと★★★★★

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購入(2009/07/17)
天翔竜孔明ν(ニュー)ガンダム

「上半期の自分のためのご褒美」ということにして、長男のために購入。

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読書備忘録(2009/07/16)

このような見方もあるかな、といったところ。
研究者の方々に喧嘩を売っているような箇所もある。



藤原京の歴史とあり様についてまとめられた著作。
大変参考になった。あらためて思うところをまとめ、紹介したい。

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【三国志街道】通信講座
このたび、ツアー・【三国志街道】とともに、「【三国志街道】通信講座」も開始しました。
こちらの講座のみの受講もできます。
レポート提出後、私からコメントやアドバイスの返信をさせていただきます。
5回受講された方には、三国志街道受講修了証を進呈いたします。


詳しくは下記のURLのホームページをご覧ください。
皆様のご応募をお待ちしております。

【三国志街道】孔明の夢~街亭・五丈原~
http://tabihatsu.jp/program/73148.html

今回の講座のテキストは、以下の書籍です。
満田剛〔監修〕有限会社バウンド〔編集・DTP〕
『図解 三国志 群雄勢力マップ』
(インフォレスト 2009年6月16日 ISBN 978-4-86190-879-8 1785円)

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読書備忘録(2009/07/13)

年長者優先社会の中で、幼児も含めた若者がいかに悲惨な状態に置かれているかを様々な資料を駆使して著者なりにまとめたものである。いろいろと興味深いので、個人的に他の書籍などと見比べて確認しながら読んでいきたいと思う。

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読書備忘録(2009/07/12)

邪馬台国論争史をまとめ、著者の見解をまとめたものだが、「このような見方もあるか」と感じた。


戦国時代の歴史を現代の都道府県別に整理してみるというアイデアは非常に面白い。あらためて紹介したい。


日本の戦国時代を、いわゆる大航海時代などの世界史的な動向とならべながらまとめたもの。これについても、あらためて紹介したい。


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とりあえず読書備忘録
少し時間ができた今日の午後、パラパラとめくりながら読んだのが以下の書籍。

『図解 「武器」の日本史』は、江戸時代までの日本で使われてきた武器を整理・解説し、図解するなかで、その独自性や文化的側面を示そうとしたもののようであるが、新書として簡潔にまとめられているものだと思う。カタログのように見て、概略をつかむには良いだろう。

『乾隆帝―その政治の図像学』は、個人的にかなり興味深いものなので、あらためてまとめてみたい。

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とりあえず一息……
今日は大学の講義の日。今日を含めて講義は残り2回。最後まで気を緩めず頑張りたい。

と同時に、勤務先の高校の方は今日で一息。
疾風怒濤の1学期であった。
こちらも新学期に向けて、いろいろと考えていきたい。

ここ最近、少し時間を作れたので、寝そべりながら読んだ本がこれ。

著者は文筆業をされている方のようだが、研究者ではない方が「これだけの内容をまとめるのにどれほど調べられたのだろうか」と思うと、それだけで頭がさがる思いである。

ただ、この書籍の12頁の「柵封体制」は「冊封体制」としたほうがよいだろう。また、13頁には、北条時宗が元寇を撃退できた理由として、「鎌倉幕府という中央集権国家が成立していたからだった」とあるが、鎌倉幕府を中央集権国家と見ることが適当かどうかは意見の分かれるところではないかと思う。さらに、46頁には「織田信長や豊臣秀吉は経済力が弱かった」という趣旨の一文があるが、これもについても腑に落ちない部分がある。

とりあえず、本書は内容を他の史書などで確認しながら読むと良いものだと思う。

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購入(2009/07/06)
原 宗子〔著〕『環境から解く古代中国』
(大修館書店 あじあブックス065 2009年 ISBN978-4-469-23306-3)

目次を見ると、
  「象」という字は、なぜできた?-殷周期の気候変動
とか、
  曹操も手こずった黄河の凍結-魏晋南北朝の気温変化と戦法
とあり、これを見ただけで購入決定。大学生や高校生の皆さんにもぜひお勧めです。

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スパルタンXが……
昨日深夜(当然、正確には今日)、日本テレビの「プロレス界の盟主 三沢光晴 追悼特別番組」を見てしまった。

その番組内で、過去の試合が流されたわけだが、改めて見てもとにかく「激しい」の一言。
手元にある「エンカルタ総合百科事典2006」の「プロ・レスリング」の項目を見ると、「プロレスラーは全身を使って「戦いのロマンス、美」を語りかけ、人々に感動をあたえつづけ」ており、その意味でプロレスは他の格闘技より高度なアート(芸術)なのだ、とされているが、三沢氏の本当に激しい試合(特に対小橋戦)はアートだったと思う。
26000人もの人々がお別れ会に参列したとのことだが、この方々にとって三沢氏は単なるプロレスラーでも、スポーツマンでもなかったのかもしれない。だからといって、「プロレスラー」以外に定義のしようがないとも思うのだが。

それに、徳光和夫氏は弔辞の中で三沢氏に国政に参画してもらいたかったと述べたとの報道があるが、報道で知る限りの三沢氏の筋の通し方や臓器移植問題での行動などからすると、そのような意見が出てくることには「さもありなん」とも思う。

ただ、このようなリング上での死亡事故はこれを最後としてもらわねばならない。徹底した原因の究明や対策の確立など、明確な結論が早く出ることを期待してやまない。

ここ最近、通勤中の私の車の中では、最低一回は「スパルタンX」が流れている。しばらくは続くだろう……。

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天翔竜孔明νガンダム!
『BB戦士三国伝 戦神決闘編』において、孔明がパワーアップする。その名も

天翔竜孔明ν(ニュー)ガンダム!

公式HPを見ると、5月14日から17日に開催された静岡ホビーショーで初公開されたようだが、かなりかっこいいキャラクターとなっているようだ。 これからのマンガ本編での活躍も楽しみである。

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