満田剛のブログ
八王子市に住んでいる満田剛のブログです。個人的に興味のあるもの(書籍など)の紹介などを書いていきます。
『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)

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今後の情勢について考える材料として読んでおきたい。

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

購入:『いま生きる「資本論」』


内容に非常に興味を持ったので、購入。じっくりと読んでみたい。
購入:『市民のための世界史』

市民のための世界史

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これも歴史の授業に役立つかと思い、購入。ついでに、3世紀をどのように記しているかにも関心あり。

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購入:『中国逍遥―『中論』・『人物志』訳註他―』(2014/07/27)
多田狷介〔著〕『中国逍遥―『中論』・『人物志』訳註他―』
(汲古書院 2014年 ISBN 978-4-7629-5068-1)



『中論』と『人物志』の訳註に興味を持って購入。じっくりと読んでおきたい。

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購入:『雲南の歴史 アジア十字路に交錯する多民族世界』(2014/02/16)

雲南の歴史 アジア十字路に交錯する多民族世界 (白帝社アジア史選書)

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諸葛亮の南征や益州の状況についても記されているかと思い、購入。中国・三国時代については、簡潔に記されている印象がある。じっくりと読んでみたい。

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『ガイドブック 法華経展―平和と共生のメッセージ』

ガイドブック 法華経展―平和と共生のメッセージ

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委嘱研究員として所属させていただいている東洋哲学研究所が中心となって開催している『法華経展』に関するガイドブックで、発売は9月17日だが、9月上旬に東洋哲学研究所より拝受。私の『大三国志展』での経験も、少し反映していただいている。展示内容がわかりやすくまとめられており、『立正安国論』の御真筆の写真など、興味深いものも多い。

本当にありがとうございました。

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『アウグストゥス: ローマ帝国のはじまり』
アントニー エヴァリット〔著〕伊藤 茂〔訳〕
『アウグストゥス: ローマ帝国のはじまり』
  (白水社 2013年 ISBN978-4-560-08298-0)

アウグストゥス: ローマ帝国のはじまり

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 アウグストゥスの伝記であるが、非常に詳細で、(ジャーナリストの経験もある著者だからかもしれないが)豆知識の類など、興味をひく内容が多いと感じる(本書の訳者あとがき〔476ページ〕で、訳者も指摘している)。アウグストゥスの人物像を知る上で、役に立つ書籍の一つとなるであろう。

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『幸福王国ブータンの智恵』

幸福王国ブータンの智恵

 タイトルに少し補足するならば、

『近代化の波にもまれながらも、地政学的戦略をしっかりと確立し、国民の幸福を第一と考えて、それを実現をしようと苦闘する王国ブータンの智恵

とでもいうべきところだろう。

 ブータンが何の憂いもないシャングリ・ラではないのは自明のこととして、いろいろと起こる問題を智恵を出しながら解決しようとする姿勢は素晴らしいと思う。特に小規模水力発電は、地政学的な“位置”を踏まえたいいアイデアだと思う(憲法で国土に占める森林の割合を60%以上と決めているそうだが、それもこの水力発電の前提になっているとのこと)。

 我々もいろいろと考えていかないといけないだろう。

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『フランス料理の歴史』


「キュイジーヌ・ブルジョワーズ」がキーワードとなっていることからすれば、本書には「フランス料理から見たブルジョワの歴史」という一面もある。実際、本書で扱われるフランス料理の歴史はブルジョワという言葉が登場した起源000年頃から始められている(本書8ページ)。

不勉強なため、料理についての詳細についてはよくわからないところもあるが、各時代における政治・社会情勢の影響やヨーロッパ世界以外からもたらされた作物の歴史などについても取り上げられており、興味深い。また、ジャンヌ・ダルクがワインにひたしたパンを好んでいたというような“豆知識”も面白い。世界史を様々な視点から学ぶ上でも非常に役立つ書籍であろう。

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『中国王朝の起源を探る』(世界史リブレット95)


夏・殷・西周時代史研究の2010年時点での状況を理解する一助として、大変良い書籍だと思う。孔子の影響で「文」や「礼」で憧憬の対象となった西周は、実は「武」の面が得意で、「戦い続けた王朝」であったことは、世界史の教科書ではなかなか描かれない部分であり、参考になるだろう。

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『古代オリエントの歴史』


古代オリエントにおける農耕と牧畜の発生からヘレニズム時代までの概説書である。古代オリエント史の基礎を学ぶ上では非常に役立つものと考える。大学入試での世界史のために、高校2年生ぐらいまでで読む書籍としても良いものだろう。

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『アイハヌム〈2010〉―加藤九祚一人雑誌』


大学時代に講義を拝聴させていただいていた加藤九祚先生がお一人で執筆されている雑誌。今号はボリス・ジューコフ〔著〕「湖底に消えた都―イッシク・クル湖探検記」とヒョドロフ・ダヴィドフ〔著〕「モンゴルの征服と金帳ハン国の考古学」の訳が掲載されている。「湖底に消えた都―イッシク・クル湖探検記」は1963年に出版された角川新書の再刊とのことである。大変興味深いので、じっくりと腰を据えて読んでいきたい。

『アイハヌム』は2001年から出版されているが、このような形で研究成果を毎年出されていることに驚くとともに、私も「生涯一研究者」として成果を発表し続けられるように努力し続けていきたい。

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『文明は農業で動く』


近代農業を「石油で動く工業」と評し、古代の文明に膨大な余剰食糧生産をもたらした伝統農業の価値を見直そうとした書籍。世界史を考える上でも、参考になるかと思う。他にもいろいろな書籍を読んで、さらに学んでいきたい。

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『図解 古代ギリシア』

図解古代ギリシア

ミレトスの少年が穀物商人の父とともにアテネに旅をするという設定で描かれた古代ギリシアに関する精密なイラスト断面図。当時の人々の日常生活や名所の様子が見事に描かれている。世界史の勉強にはおススメ。

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『ギルガメシュ王ものがたり』/『ギルガメシュ王のたたかい』/『ギルガメシュ王さいごの旅』


『ギルガメシュ叙事詩』を絵本の形でわかりやすくまとめてくれている。高校生の世界史の勉強にも役立つし、読み聞かせをすれば、小学生の子どもたちにもよいものだろう。

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『図説 ビザンツ帝国 刻印された千年の記憶』


ビザンツ帝国時代の芸術作品や建築を歴史学にひきつけた視点から読み解こうとしたもの、とのことである(本書3ページ プロローグ)。その目的は達せられていると感じる。通史を述べた日本語の書籍はすでにいくつかあるので、差別化をはかろうとしたことは非常によい選択だろう。これまでの書籍では描ききれなかったことを学ぶことのできる一冊である。

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『中国の歴史』

中国の歴史

慶応義塾大学文学部教授の山本英史先生による中国史の概説書。講義・授業の参考にさせていただきたいと思う。そういえば、各章のタイトルで、唐代までは「「帝国」」が、宋代~清代では「帝国」が使われているのが印象的。

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『スパイの歴史』

スパイの歴史

「本書はスパイ(密偵、間諜、秘密諜報員)が各国の歴史の中でどのように変遷し、世界史の変わり目でどのような役割をはたしてきたかということを、豊富なエピソードをもとに書いた読み物」(本書436ページ 訳者あとがき)とのことであるが、まさにその通りの内容で、「読み物」との前提で読めば非常に面白い一書である。中国や日本についてはもう少し書くべきことがあるかもしれないが、著者がイギリスの方であることを考えれば、よく調べられていると思う。

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読書備忘録:『大月氏 中央アジアに謎の民族を訪ねて〔新装版〕』
小谷仲男〔著〕『大月氏 中央アジアに謎の民族を訪ねて〔新装版〕』
  (東方書店 東方選書38 2010年 ISBN 978-4-497-21005-0)

大月氏 中央アジアに謎の民族を尋ねて

 本書は最新の考古学資料を活用しながら、大月氏の歴史を解明したものである。その中では、バクトリア王国を滅ぼした人々の正体を大月氏そのものと主張され(本書91ページ)、クシャン王朝は大月氏(少なくともその一部)と考えた方がよい(本書113ページ)と述べられている。
 本書の第6章・「大月氏の足跡を訪ねて(1)―ヌルハン・ダリア流域の遺跡」などで、ダルヴェルジン・テペ遺跡が紹介されており、創価大学とハムザ記念芸術学研究所が編纂した報告書が活用されている。

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読書備忘録・『中国古典からの発想 漢文・京劇・中国人』

中国古典からの発想

 先日の「三国志感謝祭」でもお世話になった加藤徹先生の近著である。初出一覧を拝見すると、様々な雑誌や新聞に寄稿されたものをまとめあげられたもののようであるが、それぞれの文章が含蓄に富んでいて、非常に面白く読むことができた。私もこのようなエッセイが書けるようになりたいものである。

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読書備忘録:『中国歴史地図』


新石器時代から現代までの中国の歴史について、地図・年表・写真を駆使して解説されている。非常によくまとめられているので、高校・大学で世界史(東洋史)を学ぶ方にもおススメである。

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読書備忘録:『ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花』

ビザンツ皇妃列伝 憧れの都に咲いた花

 1996年に筑摩書房から出版された同名の書籍を新書化したものである。

 8人のビザンツ帝国(東ローマ帝国)の皇妃の姿を、彼女たちが生きた時代の中で理解しつつ、史料に即して描いたものとのことである。それぞれ大変興味深い人物であるが、個人的にはユスティニアヌス1世の妃・テオドラとマヌエル2世の妃であるヘレネ・パライオロギナの章が面白かった。

 特にテオドラの章では、残された史料について批判を加えつつ実像に迫ろうとされていることに、自分自身の研究との共通点を感じるところがあった。

 筆者ご自身が「白水Uブックス版へのあとがき」の中で

しかし読み返してみると、あちこちで歴史家の仕事を踏み越えてしまっているようである。ビザンツ史の研究仲間からも「井上さんの結論や推定にはやや無理がある」という批判を受けた。その通りであろう。(本書293ページ)

と述べられており、いろいろと批判はあるようだが、読む側がそれはそれとして頭の片隅に置きつつ読めば、非常に良い書籍だと思う。ビザンツ帝国史に興味を持つ高校生・大学生や高校の教員にとって良著であろう。

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読書備忘録:『周恩来秘録 党機密文書は語る』(上)・(下)


今後、本書の内容に関するさらなる検証がなされるであろうが、この内容が真実に迫っているのであれば、読めば読むほど様々な問題や責任に苦しみながら荒波を乗り越えようとする周恩来の苦闘が伝わってくる一書である。

ちなみに、「訳者解題」の中で、上村氏は毛沢東と周恩来を劉邦と張良、劉備と諸葛孔明に例えられているが、以下のようにも述べられている。


 しかし、二人(毛沢東と周恩来―引用者注)の関係は、劉備と諸葛孔明のように美しいものではなかった。外にはそう見せていたが、内実はまったくかけ離れたものだったことを、この本があますところなく描いている。
 もちろん、逆の見方もできるだろう。そもそも劉備と諸葛孔明の関係も、実は毛沢東と周恩来のような関係だったのではないか。中国にはそうした人間関係を生み出す何かがあるのではないか。そんなことを考えながら、改めて中国の古典をひも解くのも一つの興趣かと思う。
(本書下巻389ページ)


私自身は、劉備と諸葛亮の関係が毛と周の関係のようなものだったとまでは思わない。ただ、完全に二人の見解が一致するものでもなかっただろうし、劉備と異なるものを持っていたからこそ劉備は諸葛亮を求めたのであろう。「美しいもの」だったかどうかはともかく、劉備と諸葛亮の関係もいろいろな問題を抱えながら、それを乗り越えて強まっていったのだと考えている。

ともあれ、現代中国史を学ぶ上では、非常に参考になる書籍であろう。

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読書備忘録~『シチリア歴史紀行』
小森谷慶子〔著〕『シチリア歴史紀行』
 (白水社 白水Uブックス1108 2009年 ISBN 978-4-560-72108-7)


本書は2003年に同社から出版された同名書籍の新書版である。

著者によると、本書は「シチリアについて知的関心を抱いた方々が、シチリアの歴史を旅するための読み物である」(本書10ページ まえがき)とのことであるが、大変よくまとめられており、

シチリア史に興味を持った方が最初に読むべき著作の一つ

だと言ってもよいであろう。

「はじめに」を除けば、第一章から終章まで19章あるが、第9章までを古代ローマ帝国以前の歴史が占めている。第10章はイスラム勢力による統治の時代、第11章から第14章までがノルマン人の両シチリア王国の時代が記されており、私個人としてはこの第11章~第14章がよくまとめられていて良いと思っている(もちろん、他の章も素晴らしいという前提の上での話である)。第15章以降はいわゆる「シチリアの晩鐘」から現代まで簡潔にまとめられており、これも流れを理解する上で参考になる。

高校生や大学1年・2年の方で、ヨーロッパ史について興味のある方にお勧めの一書である。

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読書備忘録(2009/10/08)

最古のトルバドゥールの一人とされるアキテーヌ公ギヨーム9世の生涯と作品に迫った書籍。
中世ヨーロッパの貴族たちの習俗や文化を理解するためにも、参考になる。
フランス南部にも、イングランドやケルト系、イスラーム系などの文化の影響があることがわかる。

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読書備忘録(2009/10/06)


日本や東アジア、ひいては世界の未来を考える上で重要な視点からの研究業績の一つだろう。

特に第Ⅰ部・第1章の「中国「共同体」論と東アジア共同体」(内山雅生〔著〕)における学説史の整理や第Ⅱ部・第2章の「中韓高句麗歴史論争のゆくえ」(古畑徹〔著〕)が非常に興味深かった。

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読書備忘録(2009/10/05)


地政学の過去・現在・未来に関する論文がまとめられた書籍。

マッキンダーやマハンの地政学からエア・パワー、スペース・パワーの分析、そして批判地政学の概略についても大まかに見ることができる。

非常に興味深いので、じっくり読んでみたい。

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『ヘタリア』と『ヘタリア』(2)
昨日、学生さんから『ヘタリア』、『ヘタリア』(2)を借りることができた。

ホームページで少し見て非常に興味を持ったのだが、実際に書籍になったものを見ると、擬人化された国が、それぞれの国の国民性の特徴(ステレオタイプ)と思われているものをもとにして描かれたものだと感じる。

中には「問題」になっている箇所もあるらしいが、確かに

「自分の国のことをこのように書かれたら、人によっては怒ってしまうかも」

と思うところもある。



この本の中の「ちびたりあ」では古代ローマ帝国や神聖ローマ帝国も擬人化されて登場したり、イタリア戦争についてもまとめられており、さらに他の部分でオーストリア継承戦争などについてもそれなりに描かれているので、

世界史の教科書や参考書、資料集と一緒に見ていると、興味深く勉強できるかもしれない。


世界史の勉強に退屈したときに、

「どこが「問題」になりそうなのかを確認する」という意識をもちながら見ると良いマンガ

かもしれません。

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読書備忘録(2009/08/14)

本書の第2章・セックスレスの歴史などはなかなか面白いと思うが、高校生以下にはおススメしにくい内容ではある。
ただ、大学生以上であれば、読んでおいてもよいかもしれない。

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読書備忘録(2009/07/31)

豊富な地図を交えながら、平安時代までの日本と中国の歴史を概説した書籍。研究書や他の概説書と比較しながら読むとよいだろう。

ちなみに、本書16~17ページの「前漢とローマ帝国」の地図をみると、少し気になるところがある。
ローマ「帝国」ということだが、ペルガモン王国やシリア王国、エジプト王国が別個に存在しており、アフリカ北部の大半がローマの領域に入っていない。
これはいつ頃を想定した地図であろうか?
個人的には、前漢最盛期の頃かと推察するが、そうであればローマはまだ帝国ではない。
おそらくは誤記であろう。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

週末の動向と書籍紹介・『国をつくるという仕事』(2009/06/06~06/07)
 6日は午前7時頃に起床し、新聞を読み、メールを見るなどしてゆっくりしながら過ごす。
 11時頃から八王子駅前に行き、眼鏡店で調整してもらう。さらに東急スクウェアのくまざわ書店に行くが、そこでなかやみわさんの新しい絵本がディスプレイされていて驚く。近いうちに買いたいが、そんな余裕がないかもしれないとも思う。

 帰宅後は昼食。その後、少し仕事をしてから買い物。夕方に子どもたちと「大怪獣バトル」を見た後、夕食。寝かせてから、妻とともに体のケアをして22時過ぎにバテて就寝。


 7日は7時半頃に起床。朝食後、長男と次女が通う幼稚園の日曜参観へ。長男と牛乳パックなどの空き箱で工作。車を作った。帰り際にアイスを買い、13時過ぎに帰宅。
 シャワーを浴び、昼食をとった後、バテて昼寝。起床後、勤務先の大学図書館に行く。帰宅後、夕食をとり、子どもたちと「帰ってきたウルトラマン」最終回を見る。
 子供たちを寝かせた後、妻と話しながらゆっくりとした時間を過ごす。その際に妻と話題にしていたのは以下の書籍。

 本書の中でも、ブータンの前国王であられるジグミ・シンゲ・ワンチュク雷龍王4世陛下の苦闘を描かれた部分(特に「殺生禁断の戦略」の章)は、涙なくしては読めないものとなった。
 かの諸葛亮(孔明)は

「天下で、漢の民でないものはいない。しかし、国家の力が足りないので、人々を山犬や狼の口に苦しむような目に合わせている。(そのために)一人の人が死んでしまっただけでも、私の罪である。このようなことで祝賀されては、恥としないわけにはいかない。」

といったとされるが、まさかこの現代に、実際に同じようなことを言ってのける政治家・指導者がいたことに驚愕すると同時に、我々自身のあり様を考えさせられた。本書には、妻ともども感動してしまった。
 その後、妻とともにお互いの体のケアをして、妻は22時頃に就寝し、私は研究のために類書を読みあさり、トルコGPを観戦しつつこの記事を書いている。


 明日以降も、体調に注意しつつ日々の課題に挑んでいきたい。

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『NHKスペシャル 文明の道④イスラムと十字軍』
NHK「文明の道」プロジェクト〔著〕
『NHKスペシャル 文明の道④イスラムと十字軍』
(日本放送出版協会 2004年 ISBN 4-14-080778-4)

 本書はNHKスペシャル「文明の道」第6集・「バグダッド 大いなる知恵の都」、第7集・「エルサレム 和平・若き皇帝の決断」についてまとめられたものであり、世界平和のために、ユーラシア各地で重きをなすイスラムとの関係を考えるうえで重要なことを、歴史の中から見出そうとしたものである。
 「文明の道」シリーズでは、結果として「他民族、多文化、他宗教を組み込む知恵と仕組み」(本書12頁)を取り上げてきたと見ることもできる。その中で重要なのは、「「相互理解」「冷静な判断」「相手に届く熱意」」(本書12頁)であり、粘り強い対話であることが本書に示されている。特に神聖ローマ皇帝・フリードリッヒ2世が血で血を洗う十字軍の時代において、交渉によってエルサレムを奪回する件を取り上げた部分は非常に重要であると思う。本書は歴史を学ぶ上で必読の書籍の一つだと考えている。

おススメ度:★★★★★

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『そうだったのか!中国』
池上彰〔著〕『そうだったのか!中国』
(集英社 2007年 ISBN 978-4-8342-5129-6)

 本書はNHK「週刊こどもニュース」のお父さんとして様々なニュースのわかりやすい解説をされていた著者が「日本は、中国という隣人から引っ越すことはできません。だったら、隣人が、どのような歴史を歩んできたか」(本書5ページ はじめに)を見ていくために中国現代史をまとめられたものである。
 内容を見ると、年代順ではなく、重要なキーワード(「反日」運動、「大躍進」政策、「文化大革命」、チベットなど)ごとに歴史がまとめられていて、それぞれ非常にわかりやすくまとめられていて、さすがである。本書の最後には参考文献も紹介されており、より深く知るためや本書の内容を再確認するためには、非常に便利である。隣国・日本から見た中国現代史(中国共産党史)の概説としてみると、よくまとまっていると思う。

おススメ度:★★★★★

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『イスラームの「英雄」サラディン―十字軍と戦った男』
佐藤次高〔著〕
『イスラームの「英雄」サラディン―十字軍と戦った男』
(講談社 講談社新書メチエ 1996年 ISBN 4-06-258075-6)

 本書は、著者が「伝説と事実をできるだけ区別したうえで、架空の伝説も人々の願望の現われとして積極的にとりあげ」(本書14ページ プロローグ)つつ、「生身の人間であるサラディンが、どのような政治・経済・社会状況で、どのように考え、どのように行動したかを明らかに」(本書14ページ プロローグ)しようとしたものである。
 本書を通して見ると、確かにサラディンの賢者・英雄・聖人としてのイメージは薄れていくが、そのかわり厳しい現実と苦闘する政治家、「信徒たちの範たるべき努力を重ねた」(本書211ページ エピローグ)ムスリム君主といった側面が浮かび上がってくるように感じる。王朝の体制を確立したわけでもなく、十字軍に対して圧倒的勝利を収めたわけでもないが、妬みや利害関係からくる予期せぬ難題に苦しみながら、時代の流れの中でできるだけのことを成し遂げようとした一人の男の生き方が滲み出てくるような素晴らしい著作だと思う。

おススメ度:★★★★★


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『別冊宝島 世界地図なら日本史と世界史がひと目でわかる』
武光誠〔著〕
『別冊宝島 世界地図なら日本史と世界史がひと目でわかる』
(宝島社 別冊宝島1111号 2005年 ISBN 4-7966-4467-9)

 本書は、「どの国の歴史も世界史の大きな流れと連動しながら作られてきた」(本書1ページ はじめに)ことを踏まえ、世界史の流れを全てまとめて学ぶ必要があるという認識から、時間軸で切った世界の有り様を見ようとしてまとめられたものである。
 紀元前20世紀から20世紀まで、時代順に(特に1世紀からは毎世紀、12世紀からはさらに細かく)世界地図に諸国の配置や主な事件を載せている。また、コラムでは「世界を変えた11人」を紹介しているが、前半5人は宗教者・哲学者系(ブッダ・ソクラテス・イエス・ムハンマド・空海)、後半6人は科学者系(ダ=ヴィンチ・ガリレオ=ガリレイ・ニュートン・平賀源内・ダーウィン・アインシュタイン)となっており、これはこれで人選の基準が興味深い。
 見開き2ページで簡潔にまとめられており、見やすく使いやすそうな印象を受ける。「ひと目でわかる」という「看板に偽りなし」である。ただ、その裏返しとして詳細な解説はほとんどないが、それは本書のコンセプトからすると望んでもしかたのないことであって、本書をきっかけにして他の書籍などで調べればよいだろう。大まかに世界史・日本史の流れを把握したい人には便利な一冊である。

おススメ度:★★★★★

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『歴史学 未来へのまなざし 中世シチリアからグローバル・ヒストリーへ』
高山博〔著〕
『歴史学 未来へのまなざし 中世シチリアからグローバル・ヒストリーへ』
  (山川出版社 historia007 2002年 ISBN 4-634-49070-6)

 本書は、著者が「私たちが生きている現在を歴史のなかでどのように位置づけ、これから先の世界や社会の動きをどのように見通すかという問題」(本書180ページ)意識を持って書かれた書籍である。
 まず著者の専攻する中世シチリア王国史に関する研究について書かれており、その後さまざまな時間と空間の存在を取り上げつつグローバル・ヒストリーについて述べられている。最後にグローバル化の流れの中で、国家などの枠組みを問い直しつつ、現在の現実とどのように向き合い、読み解くのかという問いかけを続けることの重要性が示されている。
 全体的にも興味深いが、個人的には最初の中世シチリア王国の研究史と著者の体験談が非常に面白かった。

おススメ度:★★★★★



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『生き残った帝国ビザンティン』
井上浩一〔著〕『生き残った帝国ビザンティン』
(講談社 講談社現代新書 1990年 ISBN 4-06-149032-X)

 本書は、著者が世界史の教科書的な西欧中心史観の論点を避け、「現代日本人の私たちにとってビザンティン帝国史はどういう意味をもつのであろうか」(本書エピローグ243ページ)という問題意識を持って書かれたビザンティン帝国史の概説である。
 新書という形式にあわせてビザンティン帝国史がコンパクトにまとめられており、非常にありがたい。曲がりなりにも1000年続いた「脱皮をくりかえす帝国」(本書244ページ)のあり様がよくわかる。高校生も読むことができる入門書としては最適だろう。

おススメ度:★★★★★


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『トラが語る中国史 エコロジカル・ヒストリーの可能性』
上田信〔著〕
『トラが語る中国史 エコロジカル・ヒストリーの可能性』
  (山川出版社 2002年 ISBN 4-634-49050-1)

 本書は「私はトラである。」という一文から始まり、中国におけるヒトとトラの関係の歴史を語りながら、動植物全体とヒトとの関係を扱う中国の“エコロジカル・ヒストリー”、すなわち生態環境史を述べたものである。
 先史時代から現代までの環境史を踏まえつつ、全体を通してトラを扱った文献史料を網羅し、多様な時間サイクルに基づく見方を駆使しながら、トラと自然環境、そして人間の関係を描き出していて、大変興味深い。
 著者によると、「私が漠然と目指していたエコロジカル‐ヒストリーとは私たちを含む生き物の死と生の歴史にほかならない」(本書193ページ)そうだが、死と生を直視しつつ歴史研究を進めていくことは非常に難しく、また非常に重要なことだと思われる。

おススメ度:★★★★★


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歴史群像シリーズ78『争覇 春秋戦国』
学習研究社〔編〕
歴史群像シリーズ78『争覇 春秋戦国:五覇七雄、興亡の五百年』
  (学習研究社 2005年 ISBN 4-05-604013-3)

 本書は、歴史群像シリーズ中の一冊として発売されたもので、豊富なイラストや写真、地図を用いて春秋戦国時代の流れや代表的な戦い、登場人物について解説している。
 このシリーズの傾向として、執筆者によって内容にムラがあるといわれるが、本書の場合は全体的に内容が充実しているように思われる。個人的には、「春秋戦国徹底分析」の章、特に平せ(勢-坴+生)隆郎先生や来村多加史先生、山田勝芳先生の文章が一番興味深かった。
 また、巻頭の「【図説】春秋戦国時代の変遷」の地図は非常に重宝するものだろう。私も講義・授業で活用したいと思っている。高校生・大学生にとっては、小説や概説書と併用すればより分かりやすいかもしれない。

おススメ度:★★★★★


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『神聖ローマ帝国』
菊地良生〔著〕『神聖ローマ帝国』(講談社 講談社現代新書 2003年 ISBN 4-06-149673-5)
 本書は、「「神聖ローマ帝国って何なのだ?」という問いを続けることで、ドイツを中心としたヨーロッパの歴史を」(本書23ページ)概説したものである。世界史の教科書上に頻繁に登場しながらも、詳細な説明がほとんどなくてよくわからないこの国について、名称の変遷などを踏まえながらできるだけその実態を示そうとしている。
 さらに、フリードリッヒ1世やフリードリッヒ2世などの皇帝たちの人物像もわかりやすく描かれている。世界史の教科書の文章ではイマイチよくわからないカノッサの屈辱や教皇のバビロン捕囚などの事件についても大まかな全体像がつかめるだろう。読みやすくてわかりやすい、新書として非常に良くまとめられた書籍である。

おススメ度:★★★★★


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『中世シチリア王国』
高山博〔著〕『中世シチリア王国』(講談社 講談社現代新書 1999年 ISBN 4-06-149470-8)
 本書は、高校世界史の大半の教科書でノルマン人が建国した「両シチリア王国」と表記されている国家の歴史を概説しつつ、地中海世界から中世ヨーロッパを見直そうとした書籍である。中世シチリア王国では「ラテン・カトリック文化、ギリシャ・東方正教文化、アラブ・イスラム文化が相互に接触しながら、影響しあって」(本書23ページ)おり、これらの3つの文化を一つの王国の歴史の中で比較しながら見ることができる。また、その首都・パレルモはいわゆる「12世紀ルネサンス」の中心の一つとされている。文化・文明の交流・摩擦など、多角的な視野から中世ヨーロッパ史を見るための、非常に良い簡潔な概説書であると思う。

おススメ度:★★★★★


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『万里の長城 攻防三千年史』
来村多加史〔著〕『万里の長城 攻防三千年史』(講談社 講談社現代新書 2003年 ISBN 4-06-149674-3)
 本書は新石器時代から清時代までの万里の長城の歴史を概観したものである。個人的に興味深い内容を箇条書きにすると、以下のようになる。
  ①秦の始皇帝の時代につながった長城が森林の中を走ってい
   たこと。
  ②維持費を含む軍事費軽減のため、漢代の長城の防衛は狼
   煙などを用いた通信システムを活用しており、したがって長城
   だけでは役に立たなかったこと。
  ③隋の煬帝は無駄に新しい長城を作って滅び、唐の太宗(李
   世民)は新しい長城を作ることなく、長城に頼らない防衛体制
   (著者はそれが「現代の防衛に通じる」という)を確立したこと。
  ④明の太祖(朱元璋)は首都・南京城を当時としては革命的な
   磚城(磚は土を焼きしめて作ったレンガのようなもの)として築
   き、その約100年後には長城も同様の磚城となっていった。
 ところどころ典拠を示していただきたいと思うところもある(例えば、本書159ページの李世民の国防理念について)が、新書という形態を考えると、万里の長城の通史としてよくまとまっていると思う。

おススメ度:★★★★☆


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『ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像』
南川高志〔著〕『ローマ五賢帝 「輝ける世紀」の虚像と実像』
(講談社 講談社現代新書 1998年 ISBN 4-06-149389-2)
 本書は、ローマ帝国のいわゆる「五賢帝」の時代を概説する中で、「ローマの最盛期」と高校世界史の教科書で記され、「平和と安定の時代」と理解されているこの時代の陰の部分を描き出し、一般の説明とは相容れない実態を示している。
 その実態を示すために筆者が活用したのが、近年発展してきた「碑文などを材料にして当時の政治に関わった人々のデータを収集し分析する「プロソポグラフィー的研究法」」(本書229頁)の成果であった。その成果に依拠することによって、筆者はいわゆる「養子皇帝制」などというものは存在しなかったこと、皇帝にとって本当に大事だったのは「元老院議員をいかに自己の支持集団として組織し帝国統治にその力を生かすかということ」(本書225頁)だったことなどを述べている。個人的にはこの「プロソポグラフィー的研究法」は大変興味深い。
 世界史の教科書や図説、参考書などと比べながら読むと、ローマ帝国史をいろいろな視点から見ることができ、非常に面白いだろう。

おススメ度:★★★★★


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『お厚いのがお好き?』
「お厚いのがお好き?」スタッフ(編)『お厚いのがお好き?』(扶桑社 2004年6月 ISBN 4-594-04202-3)

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